映画「Taxi2」と忍者、そしてパルクール
昨日パルクールで街中を飛回る忍者女子校生の動画について触れたんだけど、パルクールはその紹介文句として”都会のニンジャ”のようにやっぱり”忍者”という言葉を使うことが多くて、実際に塀を登ったり、屋根から屋根へ飛んだりっていうイメージはまさに忍者ですよね。
自分の記憶を辿るとパルクールが広く知られるようになったのは映画「YAMAKASI(以下、ヤマカシ)」がキッカケだったと思う。
”ヤマカシ”はフランスのパルクール集団。「レオン」や「フィフスエレメント」の映画監督の有名なリュックベンソンが彼らを取り上げて、映画になりました。
でもじつは同じリュックベンソンが脚本・制作で関わった映画「Taxi2(タクシー2)」でパルクールは登場していたんでござるよ。
Taxi2はかなりヒットした映画だから、テレビなどで観た人も多いんじゃないかな。
この映画はフランスに視察に来た日本の防衛庁長官がヤクザにさらわれて、主人公の警官とその友人のタクシードライバーが救出するって話(ざっくり)。
面白かったのはヤクザの手下として登場する黒装束を着た集団がパルクールをするんだけど、それがあきらかに忍者を意識したものだったですよ。
パルクールは移動術だから警官が追いかけるけど、てんで捕まらないんだけど、そんなシーンがテンポよくうまく映画に取り入れられていた思う。
パルクールはフランス発祥なんだけど、そのフランス人にとってもパルクールは忍者なイメージだったみたい。
劇中でヤクザを相手にする警察の署長がたてた作戦名が「NINJA」だったりするのも可笑しかったなぁ。
名前ばかりで全然作戦がダメダメ(笑)
この映画の主人公と警察署長は、そのダメっぷりがカワイイんですよ。
主人公もやることなすことドジばかりで、美人で腕もたつ同僚の彼女にいつも守られちゃったりするんだけど、そんな彼を助ける友人のタクシードライバーの格好良さとのギャップがなんだかいいんですよね。
そんなコミカルなところもナイスだし、カーアクションも最高な娯楽映画なんだけど、(恐らく)初めてパルクール+忍者の要素が入った作品というところを注目して是非また観て欲しいでござる。
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